不健康な習慣で貯まった髪の借金を返済する方法
何となく髪や身体に悪いんだろうな、と思いながらも自覚症状がないままに、若い頃から10年、20年間と続けてきたヘアカラー。
その不健康な習慣による弊害が「髪や頭皮の借金」として顕になってくるのが30代、40代です。
私共サロンにもその年代の方々を中心に、突如表面化したジアミンアレルギーの症状をはじめ、細毛、薄毛、多量の白髪、うねり毛等々に悩まされる方からのご相談が後を絶ちません。
しかし、その借金がどんなに大きく膨らんでしまっていたとしても、今から正しい方向でケアを始めれば返済は十分に可能です。
諦めず、また闇雲に何かを試すのではなく、トラブルの原因を知り、対策を考えてみましょう。
【原因1】過酸化水素
メラニン色素をブリーチして、染料を発色させる役割を持つ過酸化水素。一般的なカラー剤には欠かせない化学成分ですが、その過程で細胞の老化を引き起す活性酸素が発生致します。
その活性酸素は髪だけに留まらず、頭皮の毛母細胞や色素幹細胞の活動にも影響を及ぼす事で、生まれたばかりの髪が既に弱々しく痩せ細っていたり、生み出す事すら出来ずに薄毛の原因となったり、メラニン色素が作り出せず白髪の増加を引き起こします。
【原因2】アルカリ剤
カラー剤の殆どは髪内部で染毛を行う為、髪を覆うキューティクルを開く必要があり、それを担うのがアルカリ剤です。アルカリ剤は髪へのダメージもさる事ながら、髪や頭皮に残り続けてしまう点が問題です。
アルカリ性に傾いた頭皮は、バリア機能が弱まり雑菌が増殖し、湿疹や炎症等の皮膚のトラブルを誘発します。
頭皮の荒れは、皮下にある毛細血管の血流をも阻害し、毛母細胞等に栄養が行き届かなくなる他、肌の保湿バランスが乱れ、乾燥して固まった所やハリがなく弛んだりと歪な状態となる事で、その表面にある毛穴もまた同様に歪み、その歪みに沿って生えてきた髪はうねりを生じる事となります。
【原因3】ジアミン
酸化染料として鮮やかな発色が望めるジアミンですが、アレルギーを引き起す要因としても広く知られています。アレルギー症状による頭皮の荒れは、アルカリ剤同様の影響を頭皮にもたらす他、アナフィラキシーのように命に関わる劇症型に発展する恐れや、癌の誘発、環境ホルモン作用等、身体全体の健康を脅かすリスクがあります。
上記を踏まえ、対策すべきポイントは、アレルゲンとなる行為を絶ち、活性酸素と残留アルカリの除去を行う必要があります。
私共ではその方法として、ヘナによる髪染めをしながらワンストップで全てを賄えるケア方法を推奨しております。
ヘナは植物の持つ色素そのもので髪をお染め致しますので、化学成分によるアレルギーとは無縁であり、また高い抗酸化作用やデトックス作用であったり、頭皮を弱酸性に保つ効果がございます。加えて収斂作用による毛穴の形状矯正も見込める為、ヘアカラーの借金返済にはうってつけと言えます。
借金は放置すれば増える事はあれど減る事はありません。
気になり出したタイミングこそがベストタイミングと捉えて、ヘナ染めをはじめとする有効的な対策方法を、是非、今すぐにでもトライして下さい。