髪質改善は、普段使いのシャンプーから見直しを

ヘナ染めを続けているにも関わらず、髪質が一向に改善されないという方が、稀にいらっしゃいます。

そのような方の生活習慣等を詳しくヒアリングさせて頂きますと、ほぼ決まって日々利用している美容薬剤、とりわけシャンプーに問題があるケースが殆どです。

食生活が問題で身体を壊し、病院にて治療を受けて一応の回復をしたとしても、原因となる食事を続けていれば完治する事は難しいように、ヘナにて定期的な髪のメンテナンスをして頂いても、普段使われているシャンプーによって、毎日毎日、マイナスの方向に引っ張られているとしたら、いつまで経っても成果を得る事は出来ません。

TVCMやネット、雑誌にて華やかに紹介されている商品や、ドラッグストア等にて「今、売れてます！」とお勧めされている商品であったり、植物由来成分◯◯配合等々、髪にさも優しいようなイメージを打ち出している商品を安易に選ぶのではなく、正しい知識を持って選択しなければ、それが原因で健康毛から遠ざかってしまう現実が溢れている事を知ってもらいたいと常々考えております。

そのシャンプーを選ぶ際のポイントですが、何も高価なものやサロン専売品に限る必要はありません。

市販品でも良いものは沢山ござますので、以下に注意しながら選んで下さい。

（1）自然な洗浄力のものを選ぶ
殆どのシャンプーは石油系で髪をサッパリと洗い上げられる洗浄力が持ち味ですが、食器洗剤と何ら変わりません。食器洗剤で毎日、洗髪をすれば必要な皮脂や潤いまで洗い流されてしまいます。
ベタつきや臭いに悩まされる方も、過剰な洗髪は脂漏性皮膚炎の原因となり兼ねますから、一時の爽快感で選ばないのが肝要です。
お勧めはアミノ酸系です。

（2）シリコンの有無
シリコンはキューティクルを密着させて髪をしなやかに整える働きがありますから、ダメージが強い髪には有効的です。しかし、髪の表面に付着して髪を染めるヘナにとって、シリコンのコーティングに阻害され髪に結合し難くなる恐れがあるので、避けるに越した事はありません。

（3）配合成分に惑わされず、成分表示全体をよく確認
ヒアルロン酸やセラミド等の保湿成分であったり、オーガニック〇〇等が配合されていると、暗に髪に良いイメージを持ってしまいがちです。しかし、髪は爪と同じ死滅細胞の集まりですから、傷が付いたら治る事はないという事を念頭に置きつつ、悪影響を及ぼす成分が使われていないかに注視して下さい。
パラベン、安息香酸、フェノキシエタノール、サリチル酸等については特に注意が必要です。

以上を参考に自身ではなかなか判断が出来ないという場合は、当サロンスタッフまでお気軽にご相談下さい。皆様一人一人に合ったシャンプー選びを親身にアドバイスさせて頂きます。