藍とインディゴの違いをおさらい
国産の藍をメニューのラインナップに加えて以降、非常に増えた質問がございます。
それは、「藍」と「インディゴ」の違いであったり、「木藍」「南蛮藍」は同じ藍の仲間なのか?という問いです。
結論から言えば藍とインディゴは同じ藍色で染まるものの、全く別の植物です。
「藍」を英語表記すると「Indigo」となるので混同しがちですが、同じ植物ではありません。
また「木藍」や「南蛮藍」は「インディゴ」の別名であり、そのインディゴについても正式名称は和名で「ナンバンコマツナギ」と呼びます。
それぞれの名称の由来に軽く触れると、「樹木」から採取出来る「藍」という事で「木藍」と名付けられ、また「南蛮藍」については「南洋諸島=南蛮」を経由して伝わった為、そのように呼ばれるようになったと言われています。
※ちなみに藍は「草(草本)」です。
※インディゴ=化学合成された染料を指す事もありますが、私共ヘナ業界では植物性染毛料のコマツナハギを意味します。
先にお伝えした通り、藍とインディゴは全く別の植物ですので、科目の分類も異なります。
「藍はタデ科」、「インディゴはマメ科」です。
ですから、【インディゴでかぶれる人も藍ならかぶれずに髪染め出来る】ケースが大いにしてあります。
その他にもインディゴは塗布した直後ですと緑がかった色をしており、時間の経過と共に酸化して藍色へと変化致しますが、藍は塗った直後からそのまま藍色を楽しめるという違いがございます。
また両者共に、強いハリやコシのある仕上がり感も特徴的で、細毛やボリューム不足にお悩みの方には特にお勧めのハーブです。
共通点として書き加えますと、トリートメント効果がないと考える人もいらっしゃるようですが、そのような事はありません。
インディゴは強い抗毒性を持つとして、インド伝統医学においては古くから治療に用いられてきた薬草です。髪の発育を促進させる事でも定評があり、薄毛対策に効果があるとされ重宝されてきました。
藍についても高い抗菌作用や抗酸化作用が認められ、抗アトピー作用も期待される等、髪を産み育てる頭皮の健やかさをケアする効果が数多く秘められています。
以上、それぞれの特徴等について書かせて頂きました。
ご参考にして頂き、植物性染毛料に層親しんで下されば幸いです。
■インディゴから藍への変更は+3300円(税込み)で承ります。ご希望の際は、事前にヘナ・ファクトリー各店舗までお問合せ下さい。