ヘナ染め初心者は気を付けたいマイナートラブルについて
ヘナ染めの後に起こりやすいマイナートラブルをまとめてみました。
初めてヘナ染めを試したいとお考えの方は、特に注意してお読み下さればと思います。
① 髪のキシミ
ヘナ染めによる髪質改善効果を期待したにも関わらず、施術後に今まで経験された事のない程、髪がキシんでしまい自分には合わなかったとガッカリされる方がいらっしゃいます。
しかしそのキシミの原因の殆どは、ダメージ毛によるもので、ヘナが合わなかったという事ではありません。
ヘナには髪のクセを引き締めて伸ばす収斂作用があるのですが、ダメージ毛で髪の内部組織や脂質が失われたスカスカな状態ですと、その引き締め効果に反発する力がない為、結果、髪がギシギシとキシんでしまいます。
キシミを強く感じた時には、それだけ髪が傷んでいる状態だと捉えて頂き、健康毛へと改善していく為の通過儀礼と前向きに考えて下さい。
② 頭皮の痒み
ヘナは毛穴等、頭皮の汚れを落として肌の柔軟性を整える事で、毛細血管の血流を促進する働きがございます。
その血流の改善を痒みとして感じる事もある為、殆どのケースで心配は無用ですが、痛みを感じたり湿疹等を伴う場合は植物アレルギーを起こされている可能性が高い為、速やかに皮膚科医の判断を仰いで下さい。
③ 洋服等への色移り
ヘナは髪にしっかりと定着するまでに、約48時間位を要します。
その間に汗等でヘナが滲み、襟元等に色移りする事がございますので、明るいお洋服はお避け頂ければと思います。
また洗髪後の水滴にヘナが混じっていると、それが渇いた後にお色がバスタブに付着する事もありますから、壁や床を水で軽く流すよう意識してもらえたらと思います。
④ 強シャンによる薄染まり
上述の通り、ヘナは塗布後にゆっくりと時間を掛けて定着し、そして発色が深くなる特性がございます。
ですから、匂いが気になる等の理由でしっかりとシャンプーをしてしまうと、ヘナが落ちてしまって思った以上に染まらなかったという事に成りかねません。
ヘナには髪や頭皮を清潔に保つ効果もありますから、施術当日は勿論、出来れば2日間は心配なく洗髪はお避け頂く事をお勧め致します。
もしどうしてもという場合は、洗髪料は使用せず、湯シャンにて軽めに洗髪して下さい。
⑤ 身体の冷え
ヘナは抗炎症剤や天然の湿布薬としても用いられてきた歴史が示す通り、塗布をしたままの状態ですと、身体を冷やす働きがございます。
ですので、セルフヘナをされた場合、また当サロンでお帰りヘナをご利用頂いた場合の置き時間の温度管理には、十分お気を付け下さい。
以上、代表的なトラブルをまとめさせて頂きましたが、その他にもご不明な点やご負担に思う事がございましたら、各店まで忌憚なくご相談下さいませ。