秋の抜毛と、それとは別物の抜毛の見極め方について
今夏は例年にない猛暑となり、冷房の効いた部屋に籠って過ごされた人も多かったのではないでしょうか?
また、玄関のドアを開けた瞬間から汗が止まらずに1日中汗だくだったという人も、いらっしゃった事と思います。
その異常ともいえる夏の影響を受け、今こうして秋を迎えて多くの人を悩ませるのが、秋の抜毛問題です。当店にも例年を上回る数のご相談が寄せられています。
冷房にて冷えた室内で過ごされていた方は、慢性的な血行不良に陥っていた事でしょうし、外に出る機会の多かった方は、強烈な紫外線の影響であったり多量の汗を掻く事による蒸れから、頭皮環境が乱れたまま改善されずに今日まで過ごしてきた結果、例年より抜毛が目立ったのかもしれません。
また秋を迎えるにあたり、今年は一気に秋めいた事によって、その引き金となった台風であったりや秋雨前線等の気圧の変化や、日中と朝晩の寒暖差による身体への負担が大きく掛かり、その為、自律神経の乱れから抜毛が際立った可能性も大にしてあります。
しかしいずれにしても秋の抜毛は、人によって、またその年の夏の影響にて本数に違いはあれど、実は量を気にする必要はさほどありません。元々、換毛期の為、多く抜けるのが正常です。
洗髪時等にドバっと抜けると驚いてしまいますが、大半は一時的な事ですので心を落ち着けて正しいケアをしながら様子を見て下さい。
因みに当店のオプションメニュー炭酸泉スパ(+1320円)は、血行促進効果や頭皮の洗浄やフローラバランスを整える作用等々ございますので、上記のような季節性の要因にて抜毛が誘発されたとあらば、その効果は絶大です。是非お試し下さい。
しかしもし、ずっと髪が抜け続けるようなら専門医による診断とケアが必要となるケースもありますから、ご注意下さい。
その判断基準は期間の長さと合わせて、抜毛の毛根の形状を観察する事で、ある程度、判断する事が出来ます。
季節性な要因を含む正常な抜毛は、毛根部が丸く球状になっているのに対して、毛根の退化からきた抜毛の場合は、毛根部分が細く尖ったような状態をしているのが特徴です。
それは、毛嚢から髪への栄養補給が正常に行われなかった故に髪と特に毛根部が痩せ細り、ヘアサイクルとは関係なく抜け落ちてしまう事から起こる現象です。
是非、セルフチェックの上、取るべき対策の判断基準にしてもらえたらと思います。