ブリーチカラーの健康リスクについて
昨今、白髪を活かしつつファッショナブルにヘアカラーを楽しめるとして、中高年層もターゲットとしたブリーチカラーが盛んに売り出されています。
そしてその多くはジアミンフリーの為、髪や頭皮に負担がなく安心安全とも謳われています。
しかし、お客様の健康をしっかりと考えている美容師や専門医からすれば、その安全性は荒唐無稽な話でリスクでしかありません。
特にお肌のバリア機能や免疫力が加齢と共に否が応でも低下する中高年の方々の使用には、細心の注意が必要です。
先日、ダンス動画等にて活動をされていらっしゃる人気インフルエンサーのオマちゃんさんが、美容院で行ったブリーチカラー後、頭皮や顔にだんだんと痒みの症状が現れ、やがてパンパンに腫れ上がり目も開けられない状態となった為、病院で診てもらったところ、ブリーチアレルギーだったというNEWSが流れました。
普段から明るい髪色にしていたオマちゃんさんは、これまでブリーチを利用してもアレルギー症状が出た試しはなく、今回が初めてでその存在すら知らなかったと、事の一部始終と合わせて注意喚起をされていらっしゃいます。
詳しくは2024年3月12日放送の「ABEMAヒルズ」を、是非、ご覧になって下さい。
一般的なブリーチカラーには過硫酸塩が配合されており、それがアレルゲンとなってアレルギー性接触皮膚炎を突如発症するリスクがございます。
アレルギー性接触皮膚炎は「遅延型」と「即時型」に大分され、遅延型は髪染め後から半日位を経過した辺りより痒み等の皮膚炎症状が出始め、48時間後位に症状のピークを迎えるのが特徴です。
対して即時型は、施術中、または直後に突然、全身に蕁麻疹が現れたり、呼吸困難や血圧低下による意識障害等の重い症状が起こり、大変危険な状態に陥ります。
怖いのは、ブリーチ後に遅延型アレルギーの症状が軽症の為、気付かなかったりすぐに治まるから問題はないだろうと軽く考えて使用を繰り返すと、次第に症状が重くなり、ある日突然、即時型のアナフィラキシーショックを引き起こす危険性がある点です。
そのようなリスクが自分にも起こり得る事を十分に理解して、言われるがままの安全性を鵜呑みにせず、ご自身で何を優先すべきかを考えながらカラーリングをお楽しみ下さい。
優先すべき事が健康第一であれば、植物の葉を湯で溶いただけの正に天然素材そのもののヘナがお勧めです。
染め上がりの風合いも自然そのもののヘナを、是非、一度お試しになって下さい。
■ヘナカラー
(全頭染め) 7700円〜
(リタッチ染め) 5500円
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