Blogブログ

10年後も健康な髪で自分らしく美容を楽しむために。

  • HOME
  • ブログ
  • インディゴにかぶれる人は特にオススメ★最高品質の国産藍

インディゴにかぶれる人は特にオススメ★最高品質の国産藍

新紙幣の一万円札のデザインに起用された渋沢栄一は近代日本経済の父と呼ばれ、2021年の大河ドラマの主人公としても描かれた事から、現代も老若男女問わず広く知られた存在です。

その渋沢栄一の出身地は現在の埼玉県深谷市辺りとされ、当時は藍の生産が盛んで渋沢家もその栽培に携わると共に、染料となる藍玉を製造し、更には藍農家から藍を買い付け、作った藍玉を紺屋に販売していたと言われています。

その深谷地域に限らず、当時は日本各地で藍の生産が盛んだったそうですが、太平洋戦争の折、食糧増産を目的に田畑を使用する為、国策として禁止された事をきっかけに、今尚、その生産農家さんは限られているのが実状です。

近年はジャパン・ブルーとして注目されてはいるものの、それでも生産量は増えておりません。

また元々の数が少ない上に、ヘナ等の他の草木染めとは違って藍は不溶性の為、そのままでは水に溶けないものですから、微生物の自然発酵等により水溶性の染料へと還元させる「藍建て」と呼ばれる工程を経て、はじめて染料として使用出来るようになります。

生産量が少なく商品化にも膨大な手間暇が掛かる藍は、必然的に仕入れコストも跳ね上がり、それを価格面に反映しサービス化する事は現実的ではなく今日まで参りました。

しかしながら藍と同色の色素を持ち、ヘナと配合する事で暗さを表現するインディゴ(マメ科)は、少し刺激の強い植物として知られ、当店においてもそれにかぶれる方が稀にいらっしゃる事から、別の科目(タデ科)でかぶれの少ない藍の導入は諦めずに、何年も試行錯誤を繰り返してきた経緯がございます。

そしてようやくこの春先から僅かな量ながら良質の藍を仕入れさせて頂き、メニューに加えさせて頂きました。

藍はインディゴと異なり、塗布をした直後から深い碧さが現れるので施術初日に黒ぐろとした仕上りをお楽しみ頂けます。

またインディゴは髪の表面に貼り付くように付着をする事で染毛致しますが、藍は分子と分子の隙間に入り込んで固まる事で色付けが行われるので、色持ちが良いのも特徴です。

※因みにヘナはケラチン結合の為、他のどのハーブ類よりも色持ちに優れています。

お値段はインディゴを藍に変更するという形で、+3300円にてご利用頂けます。

この価格でこの品質の藍染めは、まず体験出来ないと断言出来るその実力を、是非、一度お試し下さい!

【注】藍は在庫確保が難しい為、ご希望の際は事前に各店までお問合せ下さい。

■ヘナ専門店ヘナ・ファクトリー
十条店)03-5948-8688 JR十条駅徒歩5分
与野店)048-799-3324 JR与野駅徒歩1分
八王子店)042-648-4177 JR八王子駅徒歩6分
国分寺店)042-313-8840 JR国分寺駅徒歩2分

関連記事